6月21日「信仰の道」

 明文法で外部から人を規制するのが「律法」です。これに比して人の内面からわき出てくる思いを自由に表出するのが「信仰」であり、そのエネルギー源が「聖霊さま」です。ですからこれからは、律法から束縛を受けるユダヤ教を離れて、聖霊さまの力を得て、自由な信仰にしたがいましょう。というのが、パウロの主張であり、概ねキリスト教も同意している事柄です。 本日の主題だけを考えれば以上にまとまってしまいます。1世紀後半からキリスト教はユダヤ教から追い出されて自立した経緯があり、ユダヤ教に対し厳しい視点で書かれています。これに加えて、ヨハネ文書(福音書、手紙、黙示録)はローマ帝国からの迫害も加味されていますので、慎重に読み解かなければなりません。まどろこしい表現も多く、たぶんローマ当局を直接批判できなかったからだといわれています。ここでも「偽り者」と表現されます。 このような複雑な背景があるために、文意がそのまま真実とはとりにくい印象がある。今回は特に、「バプテスマのヨハネ」がイエスに教団を譲る場面が描かれている。それほどスムーズに移行できるとはとても思えない。きっと事情があったことだろう。 当時のクリスチャンは、ユダヤ教に帰れない、キリスト教として迫害を受ける、歴史も指導者もなく聖霊さまの導きで生き残ってきたのが実体だろう。きっと聖霊さまの導きの元に、信仰の示すままに歩んできたのだろう。確かに力強いものだ。

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