5月15日「神の民」

 結構忘れがちなことですが。イエスさまもその弟子たちもユダヤ教徒でした。ユダヤ教徒の集まりである初代のクリスチャンたちは、ユダヤ人以外にも宣教しました。(ヤムニアの公会議で狂信的と烙印を押されて追放されました。)その折は、従来のユダヤ教徒の言葉を覆してユダヤ人以外も神の民になれるということを弁証しなければなりませんでした。 まず、出エジプト記にはイスラエルの民が神の民になったという記述があります。ユダヤ人ですら神の民になったのです。いまさら他民族が「神の民」になれないはずはないでしょう。 続いてペテロの手紙では、品行方正な行いで、神の民になると記されています。要するに出自にかかわらず誰でもが神の民になれるのです。 ヨハネ福音書は有名な「ブドウの木」のたとえ話が選ばれました。私たちがイエスさまを通して神さまにつながっていることをブドウの蔓にたとえたお話しです。ユダヤ人だろうが何人だろうが、神さまとつながっているのだから大丈夫ということです。ただし、これは、ヨハネ福音書ですから注意が必要です。 ヨハネ福音書には特殊な概念が記されています。今回のブドウの譬えも、私たちが神さまと心でつながっていることを喩えただけではありません。目には見えないけれども、霊的につながっている、これを現実と理解しています。ブドウの枝の部分は霊的世界で存在している、ただ見えないだけだといっています。これは、科学的な実証手段では決して確認できません。ですが、神さまとつながっている、そのつながりを通して日々めぐみが自分に流れ込んでくると確信しています。大いに元気が与えられたことでしょう。この信仰のシンプルさと力強さを受け止めましょう。  文字通り、見えない世界で私たちとしっかりつながっている神さまから、恵みが豊かに与えられますように祈ります。元気に過ごしましょう。

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