8月28日「新しい人間」

 まず、「新しい」という表現ですが、これは2,000年前に新しくなったという過去完了形です。以降そのままずっと2,000年前の新しさが続いているということです。最近のとか最新のという意味では決してありません。 この「新しい」がどれほど画期的かというと、ユダヤ教という民族宗教が、キリスト教という普遍宗教に変換したということでしょうか。全人類が絶対的な唯一の神をイメージすることで、大きな変革をもたらせました。 私の個人的な意見ですが、全宇宙の森羅万象がたった一つの方程式で言い表せる(ニュートン)なんて、とんでもないことだと思えます。 もしかしたら、地球上のすべてをたった一人の神様が統べているから、マゼランは地球一周する気になったのかもしれませんね。 譬えが少し大げさだったかもしれませんが、旧来の束縛から解き放たれて、自由になるというメッセージは、本日の主題に合致するでしょう。 ところで、古いしきたりや価値観を守ることを「コンサーバティブ(保守)」といいます。一方、古い考えにとらわれないで変革を進めることを「リベラル(自由)」 といいます。近年のことですが、生まれたから「リベラル(自由)」 な教育を受けたけれども、どうも物足りない、やはり「コンサーバティブ(保守)」が良いと方向転換した人たちがいます。新しく保守になったということで「ネオコン」と呼ばれます。  特に組織やグループに属しているわけではありませんが、私自身は「ネオコン」と自覚しています。「リベラル」な教育を受けたものですから、よほど調べないと「伝統」にたどり着けません。それでもをすれば勉強すれば、なるほどと思うことも多くあります。勉強になりました。結局、リベラルは物事を新しくするといいます。これは古いものを壊すことにつながり、壊れてしまうと復活できません。「新しくする→壊す、無くなるはほんの一瞬」という図式となり、これでは無秩序になってしまいます。しかし、古いものを一生懸命勉強しますと、世の中を良くしようとして生まれたことが解ります。そしてそれは良いものだとたくさんの人が守り、長い歴史を経てきたものとしての安心感が伴います。「保持する→すごく長い時間たくさんの人が努力した、どこが良かったのか興味がある。価値を理解したい。」という図式になります。壊すのはいつでもできる簡単なことです。保つのは難しいことです。だからこそ、伝えられたことを守り、伝えていくことが大切になってくると思います。保持するといっても、人は変わるのだから、そこには何らかのアップデートが行われ、よりよいものになるということです。

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